2022年1月19日水曜日

『SELF AND OTHERS』

映画のコラム「やっほー!シネマ」の20回目がアップされました。今回ほど、書くのを途中で投げ出したくなった回はなかったかもしれない(って毎回言ってるか…)。私にとってこの二年間は、やはり自分自身と向き合う時間が多かった。今回のコラムで取り上げた作品は、その流れの終点のような場所で出会ったような気がしている。とにかく、最後まで書けてよかった。

どこかにいるあなたへ届きますように。 

   ↓  ↓  ↓ 

「午後の光のようなもの」 

2018年自主公演『午後の光』の稽古場写真より。

この間、牛腸茂雄さんの写真集『SELF AND OTHERS』をめくっていたら、最後のページにこんな引用文が載っていた。

「ある人間にとって世界を生き生きとしたものにするために、あるいは人がそこに身を寄せている現実を一瞥で、一つの身振りで、一つの言葉で味気ないものにしてしまうために、もう一人の人間ほど効果的な作因は存在しないように思われる。」(E.ゴフマンの言葉)
わたしが存在するには、だれかの存在が必要だということ。集まること、共にそこに居合わせることの大切さ。そんな「あたりまえのこと」を痛感している今日この頃です。今年はもっと人と出会い、外に向いていく年にしたい。

2022年1月6日木曜日

二〇二二年です

初雪が降った。

夜、暖かく着込んで露天風呂のある銭湯まで歩いて行く。人も少ないし、雪を眺めるには絶好の場所だった。


去年始めたインスタグラムが、気づいたらお花畑みたいになっていた。ふとしたことから始まった「一輪挿しシリーズ」ももうすぐ季節が一巡りする。

ずいぶん歌に救われた一年だった。どんなに気分がふさぎ込んでいても、歌の練習のためにいつも口ずさんでいたから、端から見たらご機嫌な人にしか見えなかったかもしれない。一緒に作ってくれているミュージシャンの斉藤友秋さんには感謝しかない。

この間、私の一行詩がだんだん底をついてきいたので(斉藤さんの作曲の方は絶好調)、「ちょっとインターミッション入れましょうか…」と言いかけると、「いや、これからが面白くなるよ」と斉藤さんはさらりと言った。行き詰まったあとに出てくるものを信じている人なのだなあ。

🌱寝たねちゃん今日のつぶやき。今年は発芽するかしらん。


「冬ですね。」
"It's winter."