2016年4月30日土曜日

『ヒップホップ・ドリーム』を読んだ日




映画「サイタマノラッパー」でラッパーの役を演じることになり、人生で初めてラップを聴き始めた日々のことを思い出した。
あの頃、THA BLUE HERBを聴いていたのは覚えているけど、私にとってラップは未知の世界だった。右も左もわからずに「ラッパー/初期/日本人」と検索したら、吉幾三の「おら東京さ行ぐだ」という曲が出てきて、とりあえずそれをヘビーローテーションすることから始まった。
それから毎日いろんなラッパーの曲を聴いていたら、あるときMC漢の「導〜みちしるべ」というCDを手にした。それを聴いたときの衝撃は忘れない。「この人の言っていることは本当だ!」と思った。たくさん聴いて、背中を叩いてもらった。

そして今日、漢の自叙伝を読み始めた。とても面白い。正直で、チャーミングな文章。
また、ラップをやりたくなった。

2016年4月24日日曜日

夜中に目がさめた


1
パチパチ、焚火の音がした古いレコードが回る音だったかもしれない
そよ風のようなギターが古い記憶を運んで来た
泣けない人のために泣く
死ねない人のために死ぬ
笑えない人のために笑う
それがあんたの仕事なのと、言われたような気がする
焚火のような、くぐもったにぶい光のような声だった


2
起きたときに、大爆笑していることがある。


3
私のともだちがタンポポを持って訪ねて来た。
どっちかっていうと、ナイフとか爆弾とかが似合う人なのに、その小さな黄色い花がよく似合った。嬉しいような寂しいような顔をして笑っていた。
そこで目が覚めて、メガネをかけて庭に出た。細かい雨が降っていて草木はしっとり濡れていた。私の小さな庭にはタンポポがたくさん咲いている。摘もうと思ったら、夜だからか雨だからか、みんな花びらを閉じて眠っていた。まあそうだよな、もう夜ふけだもんね。




2016年4月17日日曜日

台風が来た日


最近は、若木や花がなにやら美味しそうな色をしている。外で本を読んだり仕事をしたりしたい季節。



落ち葉がきれいだったのであれもこれもとたくさん拾って帰ったら、次の日にはもうみんな茶色になっていた。



詩吟を習い始めた。とても楽しい。今朝は台風だったので、カラオケボックスで一人で練習をしてみた。へんてこな気分になった。一緒に歌える詩吟友だちが欲しい。