2024年8月3日土曜日

お知らせなど

最近、朝起きても暑くてジョギングができない。日課になりかけていたのになあ。無理せず、涼しくなってから外に出ようか。

夜のウォーキング中に私の朗読(第一回目の「寒い季節のはじまりを信じてみよう」)を聞いてくれた方が、こんな感想をくれた。

夜、ウォーキングをしながら聞きました。 いつものウォーキングコースがちょうど暗渠の上にあります。凍った川のことを思い出したり、車がたくさん走る道路が大きな川に見えたりそこを馬で渡る想像をしたり蒸し暑い夜に夏の心で冬を想像するのはとてもおもしろかったです。苦しみとの付き合い方みたいな内容もすんなり受け止めれたような気がします。

歩きながら聞く朗読は自分一人で読みすすめなきゃいけない読書とは全く違う経験なんですね。ゆっくりとぼとぼ歩くスピードに山田さんの声が付かず離れず付き合ってくれたような感じがしました。

自分の好きなタイミングで聴けるのでスマホで聴ける形式とお声がとてもあっていたように思います。みなさんがどんなシチュエーションで聴いているのか気になってきました。

「いつかどこかにいる誰かに届いたら」と思ってやっているわけだけど、やはり今を生きている誰かの感想はとても嬉しいし、励みになります。ありがとうございます。

第4夜目は、『じっとしている唄』(小栗康平著/白水社/2015年12月5日発行)より、「ミツマタ」「ガマガエル」「雨の音」という三つの短いエッセイを読みました。

小栗康平さんの文章を声に出していると、なぜか「どこにも行かなくていい」と言われている気がする。こんなにみんなが「どこか」へ行こうとして、「何か」になろうとしている世界の中で、時間が止まっているような不思議な感じになりました。 どうしたら、こんなふうに世界をゆったりと見ることができるのだろう。


8月と9月に小栗監督の映画の上映とトークがあるそうです。なかなかない機会と思われますので、ご興味のある方はぜひ。 

第35回東京学生映画祭 「泥の河」上映&小栗康平監督によるトーク 
2024年8月17日(土) 11:30~ 
 
2024年9月3日(火)~8日(日) 
川喜多かしこと “映画の仲間” エキプ・ド・シネマの半世紀 


お知らせです。
今年の秋、リーディング劇「女中たち」に出演します。
2022年の冬、舞台「沈丁花」でご一緒させていただいた演出の堀越涼さん、俳優の大沢健さん、作曲の吉田能さんとまたご一緒できるのがとても嬉しく、感慨深いです。
あの時は、マスクをつけながら稽古をし、本番ギリギリまでお互いの顔を見られませんでした。今回、魅力的な共演者の皆さまと共に、どんな朗読劇「女中たち」を作り上げていけるのか、今からワクワクしています。

CCCreation Presents 無題シリーズvol.1 リーディング劇「女中たち」 Jean GENET

原作:ジャン・ジュネ 
演出:堀越涼 (あやめ十八番 ) 
音楽監督・演奏:吉田能 (あやめ十八番 ) 
公演期間:2024年9月20日(金)〜23日(月・祝) 
会場:銕仙会 能楽研修所 

日程などの詳細はこちらです。