楽しくもあり楽しくもなし

2023年4月18日火曜日

amor fati

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最近、本をめくっていたら、「アモール・ファティ(amor fati)」という言葉に出会った。そこには、こんなふうに書いてあった。 「ニーチェにアモール・ファテイ(運命愛)という重要な観念があります。自分の運命を愛したまえ、それが自分の人生なんだ、ということですね。ニーチェが言うに...
2023年4月12日水曜日

喜多村みか写真展に寄せて

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私だけしかこれを知らない。  私だけが今この瞬間を感じている。そう感じることがある。 多くの人が見向きもせずに通り過ぎて行ったもの。数字や言葉が捉えそこねるもの。不特定多数の人に向けられた笑顔ではない、ごく親しい誰かに向けられた一瞬の微笑み。大勢の人に伝えるキャッチコピーではない...
2023年3月11日土曜日

3月11日

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今日は西脇順三郎さんの詩集をかばんの中に、寄り道しながら三田を散歩した。 夜、水道橋で懐かしい人にあった。小さな手のひらサイズのお墓をもらった。 帰りの電車で『旅人かへらず』をめくる。 あの日から、ずいぶん遠くに来たような、つい昨日のことのような。不思議な気持ちになった。
2023年3月10日金曜日

BUSY BODY

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長屋の発想 最近、「長屋」というキーワードを、親しい人たちから聞く機会が増えた気がする。 長屋の距離感。同じ屋根の下に住んでいるのだけど、ちゃんと壁があって、でも声が聞こえてくるから完全に一人ではない。家族ほど密着していなく、一人暮らしよりも他者が近い感じ。 都会で一人で暮らし...
2023年1月26日木曜日

父母と『思春期』の話

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お正月に実家に戻った時、父母といろんな話をした。 小学校の教師を退職して何年も経つ両親は、今は二人でささやかなサークル活動のようなものをやっている。たとえば、フルートの先生に歌を習うことや、人形を作って子どもたちに人形劇を上演すること。それから、「本の会」に参加していろんな児童書...
2023年1月5日木曜日

新年

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毎年、お正月に日本舞踊のお稽古場の近くの神社で、奉納舞踊を踊らせていただいている。今年は、商売繁昌の門付の踊り「萬歳」と民謡「伊予節」を踊った。 あるお師匠さんから「いい踊りを踊るね」と声をかけてもらい、嬉しかった。いつだったか、私の踊りのA先生が、「庭の落ち葉をはくように、自然...
2022年12月25日日曜日

印象スケッチ

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心揺さぶられる展示を観た 沖潤子さん の刺繍 祈りのテンポで 激しさと 優しさが クロスする 傷口をゆっくり修復するような糸の道 ひと月にひとつの祈りの形を縫い上げる 縫うことが祈り 沈黙し 手を動かす いつも○から始まる  小さな○  好きなだけ広がってく○  魂が納得するまで...
2022年12月7日水曜日

今年もあと少し(追記あり)

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来週はいよいよ 舞台「沈丁花」 の幕が開く。 今回は、生演奏もオリジナルの歌もすごく素敵だし、とにかくアンサンブルの方達のチームワークが素晴らしく、稽古を見ながら何度も目頭が熱くなる。 どうか、無事に幕が開きますように。そして、最後までみんなで走り切れますように。 今年、最初で最...
2022年11月11日金曜日

美しい街

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引越しをした前の住所に、友人から詩集が贈られてきた。ポストに届いてしまったようなので、散歩がてら以前住んでいた街まで行ってみる。 「十一月の朗読劇、楽しみにしていたけど、岐阜まで行くのは難しそうなので、好きな詩人の詩集を送ります。」 とのことだった。 歩きながら後ろからめくって読...
2022年11月10日木曜日

一輪挿しシリーズ in 長野🌹

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長野へ引っ越した音楽家の斎藤友秋さん & てんこまつりさんに会いに。半年ぶりくらいに「一輪挿しシリーズ」の歌を“収穫”してきました。今回もたくさん笑いながら、8曲の小さな花の歌ができた。 ※ お二人は長野で新しくお店を始める準備中とのこと。屋号は 「と」 。どんなお店が出...
2022年10月13日木曜日

再会。

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J-WAVE、二度目の訪問。 今回は長谷川ミラさんの『START LINE』という番組に出演させてもらいました。 前回、川田十夢さんのラジオ番組『INNOVATION WORLD』の収録後に廊下を歩いて帰ろうとすると、後ろから「真歩さぁぁぁーーーん!」と大声でこちらに走ってくる金...
2022年9月6日火曜日

夏も終わり

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映画のコラム「やっほー!シネマ」の22回目が更新されました。 今回は、 『緑はよみがえる』 という映画のことを、日々感じていたことなども織り交ぜて書いてみました。「戦争とは休む事なく世界を歩きまわる醜い獣である」——これは映画の最後に引用されていた印象深い言葉。その“醜い獣”の身...
2022年8月17日水曜日

終わりの始まり

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先日、 『時代革命』 というドキュメンタリー映画を観に行った。 香港で起きた民主化デモの最前線。堅牢な黒い壁に次から次へと体当たりしていく、柔らかい無数の生卵のような 香港の人たちの姿が映されていた。 途中、泣きすぎて気分が悪くなって出ようかと思ったけれど、最後まで見届けようと思...
2022年7月27日水曜日

夏です

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新宿を歩いていると、広告やキャッチコピーの“言葉”がたくさん溢れている。大抵はすぐに消えていってしまうのだけど、その中で、ときどき滞空時間の長い“言葉”に出会うことがあった。そこを通り過ぎたあとも、しばらく心の中に残像のように残っている不思議な言葉。 尾形真理子さんという方の言葉...
2022年6月28日火曜日

声のこと

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コロナで人と会えなくなった頃から思っていたことがある。それは、「触れ合わずとも、触れ合えるものって何だろう?」ということだった。なぞなぞみたいだけど。 いつのまにか、遠く離れている人の声をよく聞くようになった。そのうちに、自分の声をボイスメモに吹き込んで、誰かに手紙のように送るよ...
2022年4月2日土曜日

最近のこと

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知人からおすすめされて 『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』 という作品を観た。私の仕事にも深く関わる内容だったので、他人事だと思えなかった。 マリオン・ドハティさんはキャスティングの先駆者といわれる女性で、アメリカ映画の従来のスターシステムを壊して、役者...
2022年3月6日日曜日

お知らせ

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去年、YouTube動画「起きてよ!寝たねちゃん」を一緒に作ってくれた方たちから、「LINEスタンプも作りましょう♪」とご提案をいただき、寝たねちゃんスタンプの言葉をみんでいろいろと考えていました。 ただ、私の出すアイデアはどれも「これは…、いつどんな状況で使うんですか?」と困ら...
2022年1月19日水曜日

『SELF AND OTHERS』

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映画のコラム「やっほー!シネマ」の20回目がアップされました。今回ほど、書くのを途中で投げ出したくなった回はなかったかもしれない(って毎回言ってるか…)。私にとってこの二年間は、やはり自分自身と向き合う時間が多かった。今回のコラムで取り上げた作品は、その流れの終点のような場所で出...
2022年1月6日木曜日

二〇二二年です

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初雪が降った。 夜、暖かく着込んで露天風呂のある銭湯まで歩いて行く。人も少ないし、雪を眺めるには絶好の場所だった。 + 去年始めた インスタグラム が、気づいたらお花畑みたいになっていた。ふとしたことから始まった「一輪挿しシリーズ」ももうすぐ季節が一巡りする。 ずいぶん歌に救われ...
2021年12月13日月曜日

野生はダウンロードできない

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朝、偶然つけたラジオから流れて来た話が面白かった。 「冒険というのはシステムの外に飛び出すこと」という探検家・角幡唯介さんの話。 + 二ヵ月ほど前に、ノートに勢いで書きつけた文章。 いつの間にかパソコンに日記を書くようになっていたけど、この日からまた手書きでノートに書くようになっ...
2021年11月10日水曜日

読書の秋です

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最近、図書館で借りて読んだ二冊の本がとても面白くて静かな興奮がつづいている。 『われらの獲物は一滴の光』(高梨豊 著) 『出来事と写真』(畠山直哉・大竹昭子 著) どちらも写真家が書いた本。 いいなと思った所をノートに書き写していったら、ほとんど書き写してしまった。ちょうどきれい...
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