役者の仕事を始めてちょうど10年になった。
そんな節目の年に、この作品とこの役に出会えてよかったと思う。20代後半から30代を不器用に生きてきたこれまでの自分に捧げるつもりで演じた。最小限の、でも最良のメンバーと共につくれた日々に感謝。
『ナイルパーチの女子会』は1月30日からBSテレ東で放送が始まります。原作もとても面白いですが、ドラマもぜひご覧ください。🐟🐠
水川あさみさんが送ってきてくれた写真。 |
撮影の日々によく聴いていたFKJの曲。音楽好きの友人が教えてくれた。
役者の仕事を始めてちょうど10年になった。
そんな節目の年に、この作品とこの役に出会えてよかったと思う。20代後半から30代を不器用に生きてきたこれまでの自分に捧げるつもりで演じた。最小限の、でも最良のメンバーと共につくれた日々に感謝。
『ナイルパーチの女子会』は1月30日からBSテレ東で放送が始まります。原作もとても面白いですが、ドラマもぜひご覧ください。🐟🐠
水川あさみさんが送ってきてくれた写真。 |
一日
実家にて。Tさんから送られてきていた俳句の月刊誌「雲」の11月号から1月号までを読む。7年前に亡くなった旦那さんの句集『てっぺんかけたか』も。以前はわからなかった句も、何年か経って読むとパッと情景が広がったりして楽しい。難しい漢字は辞書を引きながら読む。
あとがきに、「歩いて俳句。歩いているうちに思いがけない出会いがある。自然との、人との出会いを大切にしたい」とあった。俳句を詠む人たちにとっては、目に映るもの、世界のすべてが季語に見えるのかもしれない。
川沿いを高幡不動尊まで散歩。土手から富士山がきれいに見えた。お正月はなぜかいつも雲一つない空。大学生のときよく通った「あんずむら」でカフェ・オレを飲む。
ニ日
もうだいぶ忘れてしまったけれどこんな夢を見た。求婚者を断りつづける。彼らはカッコいい車に乗っていた。そのあと、ピアノをとても美しく弾く女性と恋に落ちたような気がする。今年の初夢。
本棚にあった『詩という仕事について』(ボルヘス著)をめくっていたら、面白くてそのまま最後まで読んでしまった。タイトルに惹かれて何年も前に買ったのだけれど、その時は内容がよくわからなかったので本棚にしまって置いた。今読むとすごく腑に落ちる。
意味ではなく、音楽のように言葉を発するということ。
芸術や詩はどこかに永久保存してあるものではなく、それを感受できる人間が触れたときにはじめて、その両者の間に発生するものだということ。