2024年7月16日火曜日

眠れぬ夜のための朗読

眠れない夜、皆さんはどうしていますか?

私はラジオや朗読、人の声を聞いているとなぜか安心して眠れます。目に見えない音が、聴く人のこころを沈めてくれるからしょうか。

これから、日々の中で出会ったエッセイや詩、童話、自分の創作なども含めて、様々な文章を読んでいきたいと思います。もし、眠れない夜がありましたら、思い出して聴いてみてください。

声を通して、皆さんと繋がっていけたら嬉しいです。



『金の輪』(小川未明著/雑誌「労働文学」/1919年)

私が寝しなに人の声を聞いていると落ち着くのは、もしかしたら子どもの頃、毎晩母が絵本を読んでくれた記憶があるからかもしれません。
今夜読むのは、約100年前に書かれた童話『金の輪』です。作者の小川未明は、貧窮のため大正3年に長男を、大正7年に長女を失い、その翌年に発表されたのがこのお話だそうです。
読んだあと、胸の奥にひんやりとした青光りしたものが残りました。

2024年7月5日金曜日

Everything will be okay

7月になった。今年ももう折り返しだ。

電話とメールだけができるシンプルなガラケーにしてからもう半年が経つ。この不便さにもなれてきた。というか、困ったら周りの人が助けてくれているのだと思う。感謝。

ただ、写真が撮れたらなあと思っていたら、最近、仲良しの照明部さんからデジタルカメラを譲り受けたので、今回のトルコロケに持って行った。

久しぶりに写真を撮ったら、すごく楽しかった。

撮影が終わった次の日は、イスタンブール在住の西村夫妻が、モスクやバザールを案内してくださった。ありがとうございました。


トルコは、至る所に野良猫や犬たちがいて、みんなが飼い主という感じの街だった(ワクチンはみんなしている)。ペットショップは法律で禁止されているらしいので、飼いたい人は、公園や街中で拾っていくのだそう。


イスタンブールの石畳で靴ズレして、唯一自分に買ったもの。トルコ限定ブランドのスニーカー。手描きの花模様と、「Everything will be okay」が気に入った。

Ondan Sonra

映画『Ondan Sonra(オンダンソンラ)』の最後のシーンの撮影で、トルコに来ていました。富山県の砺波市とトルコのヤロヴァ市をつなぐ物語の一員になれたことを、とても誇らしく感じています。本当に様々な方のおかげで、無事にクランクアップを迎えることができました。

トルコ語の「Ondan Sonra」には「それから」という意味があるそうです。この作品に関わった全ての方にとって、良き「それから」につながっていきますように! 

明日、梅雨明けの日本に戻ります。