2023年1月26日木曜日

父母と『思春期』の話


お正月に実家に戻った時、父母といろんな話をした。
小学校の教師を退職して何年も経つ両親は、今は二人でささやかなサークル活動のようなものをやっている。たとえば、フルートの先生に歌を習うことや、人形を作って子どもたちに人形劇を上演すること。それから、「本の会」に参加していろんな児童書を探すこと。
この間は、父と母が「本の会」をきっかけに出会った本の話になった。面白かったので、二人に内緒でスマホで録音した。
装丁に使われたイラストが気になって、父が手に取った『思春期』(小手鞠るい著)という本の話。その絵が気に入り、自分で描き写したという。山田家の壁には写真や絵が細々とたくさん貼ってあるけれど、父の模写した『思春期』の表紙の絵も仲間入りしていた。

こういう話を、今のうちにいろいろ聞いておきたいなと思った。

↑『思春期』の表紙で使われていた長田結花さんのイラストを、父が模写したもの。