2012年10月22日月曜日

秋の落書き日記

このブログ、もはや季刊だよ。
「締め切り」がないと、こんなふうに年に4回のペースになっちゃうんだね!
たまに、私のブログを楽しみにしてると言ってくれる人がいる(凄いたまにだけど)。私も、どうしたらたくさん書けるようになるか研究中。


「川島、道士やめるってよ」


テレビ東京のドラマ「好好!キョンシーガール」が始まった(というか、もうすぐ終わる)。私はアイドルグループ「9」のトチ狂ったマネージャー役で出ているよ。台本を読んだときに爆笑したけど、作品はどんな感じに仕上がっただろう? ちなみに、イラスト左の女の子は似てないけど川島海荷ちゃんだよ(本当に似てない)。


「メジャー・デビューの巻」

私の四コマ漫画がね、どんどん出世しているよ。もう本人を追い越さんばかりだよ。
いつもビックリするような所から「描いてください」って頼まれてきたけれど、今度はTBSのドラマ「レジデント」の公式ホームページに連載されることになったよ(大丈夫か!?)。もう訳が分からないけど、とりあえず毎日ネタを考えているよ。そろそろやめないと、このままじゃ本物の四コマ漫画家になってしまいそうだよ・・・。
これ(↓)は以前タワレコのフリーペーパーの編集の人に、「コンビニをテーマに四コマ下さい」と頼まれた作品。


もうこれ以上出世しなくていいから!(母)

2012年8月24日金曜日

夏のフォト日記


「ナポレオン」

私の小学生の頃の辞書を見ていたら、

不可能という文字がなかった。



「新しい映画」

あたらしい映画の撮影が始まった。
これから一年かけてちょっとずつ撮る。 キャストのほとんどは中学生。
手作りの耳(ガムテープ)をつける鈴木たくじ監督。どんな映画になるかとても楽しみ。



「動物園」

上野動物園に行ってきた。
お昼間で暑かったせいか、人も少なく静かだった。
二時間ほどかけて一周してわかったのは、動物たちに共通しているのは、動きにムダがなくて、使っていない筋肉は完全にリラックス(脱力)しているということ。(たまに、やる気がないだけか?とも思ったけど。)そして、みんなびっくりするくらい自我フリーだった。うらやましい。
人前で平気で自分のアソコを丸出しにして昼寝してる猿とか、おばちゃんに色んな角度から何度も写メとられても微動だにしない岩みたいな鳥とか、一体何考えてるんだろう? と思った。


で、このあいだ撮影の合間に、録音のタカアキ(山本)さんに「何考えてるんだと思います?」ってこの写真見せたら、「あっ、ハシビロコウだ! こいつすごいんだよ。いつもはジッとしてるんだけど、獲物が近づいた瞬間にバクって食いつくんだぜ」という。
なんてこった・・・演技だったのか! 私はその鳥のあまりにもナチュラルで嫌味のない演技力に驚いた。(まあ、この謎の鳥の名前が即座に口から出てきたタカアキさんにもビックリしたけど。)
あの後、おばちゃんが鳥に食われなかったかちょっと心配になった。

大きな綿のかたまりみたいに歩くゾウ。
 動物会議用のベンチ。

(おしまい)

2012年8月5日日曜日

新しい関係

ここ最近、私が手を焼かされてきた問題について書いてみようと思う。
まだ解決したわけでもないし、うまく整理できるかわからないけどさ、ひとまずの区切りとして「そういうことかよ!」とイメージできたところまで書いておきたい。

まずはこのブログのことから話そう。
このブログを始めた頃、ここは私にとって“秘密の庭”のような存在だった。私はそのひっそりとした庭のベンチに座っては、誰かに手紙を書いて悩みを打ち明けたり、今の自分をありのままに語ってきた。たまに読んでくれる友人達からは「使い方間違ってるよ」とか、「遺書みたい」とか言われたけれど、中にはそんな私の個人的な告白を面白がってくれる人もいた。
でも時が経ち、そんな“秘密の庭”も、だんだん覗きに来る人の数が増えて気づいたら“大衆浴場”のようになってきた。そして今ままでここで堂々と語っていたことがなんだか恥ずかしくなり、「こんなことを言ったらどう思われるかな」ということが私の頭を占めるようになってきた。自我、自意識、エゴ? 心理学のことはよくわからないけれど、これは今まで私があまり意識してこなかった新しい感覚だった。それでどうなったかというと、私は自分の本当の気持ちを隠すようになった。当たり障りないことばかり言ったり、引っ込んでもじもじしたり・・・。
でもね、これやってると、ぜんぜん楽しくない!私はこの先に行きたいと強く思った。多くの人が見てくれるようになった、そして恥ずかしいという感情が出てきた。じゃあどうしたらいいか? 
どれだけ「のぞき穴」が大きくなっても、そんなことおかまいなしで堂々と、正直に、自分自身でいられるようになればいい。これってカンタン?

* * *

先日読んだ本の中で、バーナード・ショーという人がこんなことを言っていた。
「劇場の視点まで拡大された自己暴露こそ、演劇芸術のすべてだ」
わーお!この言葉の中に、私が求めるほとんど全てが詰まっているよ。「自己暴露」は誰もがするでしょ。自分だけの日記の中で、親しい友人との夜の会話の中で。でもね、どうしたら見ず知らずの大勢の人が見ている中で、それと全く同じ事ができるんだろうね?(その方法については本には書かれていてなかった。)

ある程度の年齢になれば多かれ少なかれ誰もの中に出てくる「自我」というやつ。
私はこれまで二度、人から「自我を捨てろ」と言われたことがある。一度目は大学一年生の秋、初舞台の打ち上げで、演劇サークルの男友達から言われた。「真歩、自我を捨てろ」と(このときは「自分をすてろ」という意味だったかもしれない)。二度目は25歳の秋、農家ステイで偶然出会ったおじいさんから「自我を捨てなさい。あなたのためになるから」と言われた。
そんな訳で、よくわからないけど、とにかく自我というのは捨てなきゃいけないものなんだなと思ってきた。それ以来あれやこれや試行錯誤したつもりだけど、だんだん「こりゃー、捨てられるような代物ではないんじゃないか?」と思えてきた。影みたいなもんでさ。下手に無視すると、「酷いわ!私はここにいるのよ!」と叫びだしたりする。
他の人がどんなふうに自我と折り合いつけてるのか知らないけど、今現在の私はこんな感じで行けないだろうかと思っている。(イメージ図↓)心理学者が見たら笑うかもしれないけど。


押さえつけたり無視したりしないで、一緒に協力して乗り越えていく方向だ。
これで果たして上手くいくのかはわからないけど。でもまあ、とにかくやってみるつもりだ!

(つづく)

2012年5月28日月曜日

良い天気

最近、私が元気をもらっている音楽のことなど。

この間、AZEALIA BANKS というアーティストのPVを観た。何言ってるかよくわからないけど、やたらとかっこいい。カメラ、服装、ヘアスタイル、全てが最高に彼女に似合ってる。やっぱり黒人て何かを持ってるよな。なんだろうね、この揺るぎのないリズムは、マネできない独特の笑い方や歩き方は。あー、本当にかっこいい。ここ最近のヒット。毎日踊ってる。



これまた美しい。大きい画面で観ることをオススメします。
こんなふうに踊れるようになりたい。



* * *

心理テストをやったよ。
あなたがパートナーに求める「条件」を三つあげるとしたら? という問題。
私がパッと思いついたのは、
1.アーティストであること
2.性格が良いこと
3.ユーモアがあること
だったよ。そして最後に「あえてもう一つ加えるとしたら?」という問題。
そうだなあ、何だろう?「私を笑わせてくれる人」かなあ。なんて考えていたら、実はこの最後の答えが、一番自分が求めている理想の人なんだってさ。なーる。

* * * 

「リリオム」本番始まって、今日で5日目。昨日は知り合いが大勢観に来てくれて嬉しかった。感謝。今日も一日しっかり乗り越えられますように。

2012年5月14日月曜日

五月メモ

ここ5日間、鼻水が止まらない。こんなにティッシュペーパーを消費したのはいつぶりだろう。活きのいいウイルスのせいか、はたまた芝居の稽古の疲労とストレスで免疫力が落ちているせいか。こんなことではいけないね。タフになりたいよ。心から求む、「タフ」。どこかに売ってないだろうか? 新商品「タフ」。

「レンタネコ」の公開が始まった。猫をレンタルすることを通して、心の穴を埋めていく人たちの話。初夏にぴったりの爽やかな映画。ラムネを飲みながら鑑賞することをオススメします。ただ、私が今一番レンタルしたいものは猫ではない。それは「明るくて健康的な主婦」だ。彼女のおかげでシャツはいつもシワひとつなく、お弁当は健康を配慮されていて、布団に入ると暖かいお日さまの匂いがするんだ。そんな夢のような「レンタ主婦」。

猫といえば、山田家(私の生まれた家)では昔、猫を飼っていた。「モモちゃん」という名のそれはそれは勇敢なメス猫だった。彼女は周囲が驚くほど“タフ”だった。とにかく恐れというものを知らなかった。いつも野良猫とケンカしては美人を台無しにして帰ってきたし、飼い主の私の手を血がにじむまで噛み付いて離さなかった。いま思えば、それが彼女の愛情表現だったのかもしれない。そんなモモちゃんを、今、心から尊敬する。
モモちゃんの他にも、我が家にはさまざまな生き物がいた。ウサギ、カメ、メダカ、アゲハチョウの幼虫、ハムスター・・・。私が夏休みの宿題と格闘しているときに、ウサギは黙々とたんぽぽの葉っぱを食べ続けていたし、私がピアノの練習が嫌でしくしく泣いているときに、ハムスターは暖かなわらの中で冬眠 をしていたっけ。みんなマイペースだったなあ。
ウサギを抱く私と兄の図。 ↓

さて、今日も稽古だ。
登らなくてはいけない山は高く険しい。モモちゃん、力を貸してください。

おまけ。↓
雑誌「ピクトアップ」に載せていただいた四コマ漫画。(注:「猫殿」と似ていますが、違います。)


2012年4月26日木曜日

念願

《その一》
いよいよ五月末に本番を迎える舞台『リリオム』の稽古が始まった。
まだ一週間くらいしか経っていなくて、みんなでパズルのピースをひとつひとつ埋めていく作業が続いている。いやはや演劇って難しい! 台本に描かれていることは、氷山の一角なんだもんね。
周りはさまざまな経験を積んできたプロの方たちだし、初めての円形劇場(360度ビュー!)だし、不安な気持ちとワクワクする気持ちが交互に押し寄せてきて毎日がめまぐるしい。
でもね、今回の自分のテーマは「マックスで全開」なのさ。もう行けるところまで行く。出し惜しみしない。心を閉ざさない。たくさん恥をかく。これは、去年の『舞台版・ 中学生日記』の時に学んだ。あの時は、台本がなくてエチュード(即興劇)でつくっていく形式だった。18人のキャスト全員が中学生として、よーいド ンで蜂の巣をつついたように即興芝居をし出したのね。私は怖気づいてしまって、ほとんど発言をすることができなかった。様子を窺ってしまったのよ。そうした ら、そのまま本番3日前まで私の出番はなかった・・・。結果的になんとか上手くいったから良かったものの、これからは「心を開いたころには終わってた」というふうにはしたくない。
念願の舞台だもんね。みんなで協力し合って面白いものをつくりたい。

* * *

《そのニ》
この間、初めてPV作品に出演した。
歌っているのは初音ミクという超売れっ子の架空アイドル。作品のタイトルは「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」これまたすごい内容の歌詞なんだけど、実話がもとになっているんだって。面白いやら怖いやらだけど、なんとなくこの奥さんの気持ち、わからないでもない。
いやあ、大学生の時スパイクジョーンズの作品を観てからというもの、いつか出たいとは思っていたよ、ミュージックビデオ。撮影は朝から日が暮れるまで、大爆笑のうちに終わった。あんなにみんなが笑ってた現場ってなかなかない。とにかく記念すべき第一弾だぜ。へっへっへ。

いつかこういうのやりたいよね!(↓これ、途中で切れちゃうのが残念。最後が面白いのに! Fat Boy Slim の「Weapon of Choice」という作品。)


2012年4月11日水曜日

「こいつ離れないんだ」


今日、『くまのプーさん だいじな友だち』という作品を観ていたら、こんな場面があって思わず笑ってしまった。


ひょんなことから雲を怒らせてしまったティガーくんが、雲を追い払うために考えつく全てのことを試してみるのね。走ったり、跳んでみたり、じっとしてみたり・・・。でも、どうしても雲は離れてくれないの(わかるよ、ティガー・・・。私もよくそうなる) 。
途方に暮れていると、仲良しのプーが来て言った。「僕の傘にお入りよ。雨が止むまで一緒に待とう。」 そうして雲が去ったとき、ティガーは学んだのです。「友だちが助けてくれると、暗い気分は吹き飛んで、楽しい一日が過ごせるんだ」ってね。
あー、こういうことなんだよなあ、と思った。 「くまのプーさん」、実は初めて観たけれど、すごい傑作だわ。

* * * 

昔、「今人会」という会をやっていたことがある。 たしか大学を卒業したばかりの頃だったと思う。 名前の由来は忘れたけれど、たぶん「今の人」と「イマジン」をかけたんじゃないかな(我ながら上手いネーミングだ!と思ったのを覚えている)。
ちょうどそのころ、夏目漱石の「木曜会」とか、宮沢賢治の「羅須地人協会」とか、よくわかんないけどみんなで集まって何かをするっていいなと思っていた。それで、我らも何かやろうではないの!と高校時代からの友人たちと勢いで会を発足したのだ。
最初は月に何度か誰かの家に集まって、近況を話し合ったり、詩を朗読したり、映画を観たりするだけだったけれど、ちょっとずつメンバーも増えていき、手書きの「今人会新聞」なんていうのも発行したりした。私はそこに拙いながらも文章や絵を載せたり、一人芝居に挑戦してみたりもした(これは失敗して大泣きしたけれど・・・)。
何はともあれ、集える場所があるというのは幸せなことだったな。

そんな今人会も、それぞれ社会人になっていくにつれ、活動が減っていった。 一人は中学校の英語教師になって忙しかったし、一人はアウトサイダー・アートを学びに大阪へ行ってしまった。
そして私もアルバイト生活をやめ、就職をした。

あれから7年が経ち、またかつての「今人会」のようなことが始まりつつある。 まだまだ小さな集まりだけど、たった二人だって集まれば立派な “会” だ。 そこでお互いの情報を交換しあったり、今悩んでいることを聞き合ったり、 一緒に解決法を捜しながら何かをやってみたり・・・。やっぱり人が集まるってすごいなあ、 一人じゃないっていいなあ、と心から思う。 この小さな始まりの芽が、どんなふうに育っていくやら。楽しみ楽しみ!