2024年4月9日火曜日

「言葉にならないこと」をめぐって


映画のコラムサイトPINTSCOPEのポッドキャスト、「山田真歩のやっほー!シネマ 〜対話篇」(第4回目)が公開されました。 

どこかにいるあなたへ届きますように。 

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【後編】「言葉にならないこと」をめぐって 

00:00~ 改めて、林建太さんのご紹介 

02:44~ 見えること、見えないこと、わからないこと 

11:37~ 心に残る一本の映画 その②『空に聞く』 

17:29~ 何を切り取るのか、何を見ていくのか 

52:02~  「詩の言葉」と「散歩すること」 

58:41~ 朗読 

(音楽:てんこまつり/音声編集協力:和田美砂子/PINTSCOPE編集部:小原明子、鈴木健太/音声ディレクター・音声技術:原田惇) 

なお、【後編】で林建太さんがご紹介してくださった小森はるか監督の『空に聞く』が、4/20(土)~4/26(金) の期間に下高井戸シネマで日替わりで上映されるそうです。 

そしてなんと、佐藤真監督の『おてんとうさまがほしい』という作品も同時にラインナップされています。これまた嬉しい偶然です。 

特集〈日々をつなぐ〉 @下高井戸シネマ  4/20(土)~4/26(金) 日替り上映 

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2024年4月2日火曜日

 「ありのままの風景」をめぐって

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映画のコラムサイトPINTSCOPEのポッドキャスト、「山田真歩のやっほー!シネマ 〜対話篇」が公開されました。 

今回はゲストに林建太さん(視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ代表)をお招きして、いろんなお話をお聞きしました。林さんが「こういうことをあまり人に語ったことがないので・・・」と何度も立ち止まって、言葉を探しながら、とつとつと話してくださった姿が印象に残りました。 

今回の対話篇には「人にあまり話したことのないこと」や「言葉にするのが初めての話」が詰まっていて、まるで、これまで踏み入れなかった裏山の雑木林を分け入っていく気持ちになりました。 

終わった後、林さんからこんなメッセージをいただきました。

「私の内心のもどかしさが消えるわけではないのですが 

このもどかしさ込みの語りをどこかに放流しても良いのだと思えました。 

いつか誰かに届くと良いなと思います。」

とても嬉しい言葉でした。

今回、対話篇にも参加していただいたPINTSCOPE編集長の小原明子さん、とても細やかな編集作業をしてくださった音声ディレクターの原田惇さん、本当にありがとうございました。

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「山田真歩のやっほー!シネマ 〜対話篇」(第3回目)

【前編】 「ありのままの風景」をめぐって 

00:00〜 林建太さんへの手紙 

02:25〜 世界の見方がほぐされた 

12:36〜 佐藤真監督の元で何を学んだのか 

22:34〜 人や風景を「ありのまま」に見るということ 

34:26〜 心に残る一本の映画 その①『SELF AND OTHERS』 

55:41〜 朗読 

(音楽:てんこまつり/音声編集協力:和田美砂子/PINTSCOPE編集部:小原明子、鈴木健太/音声ディレクター・音声技術:原田惇)

【後編】は、4/9(火)に公開予定です。


2024年3月7日木曜日

嬉しい偶然

去年の年末から始まった「やっほー!シネマ 〜対話編」の中で、ベートーヴェンの交響曲第九番のことに触れた。

「おお友よ、このような音ではない! そうではなく、もっと楽しい歌をうたおう。もっと喜びに満ちたものを!」と、それまでの雨雲を振り払うかのように、最後の最後で圧倒的な光の洪水の「歓喜の歌」が始まる。それを聴いて、まるでオセロゲームのように黒一色だった盤面が、白色にひっくり返されていくような気持ちになった、というような話。

それ以来、気づくといろんな場所でベートーヴェンの「喜びの歌」を耳にする。映画館で観た『ノスタルジア』の中で。ノゾエ征爾さんの舞台『マクベス』の中で。友人に誘われて観に行った舞台『スプーンフェイス・スタインバーグ』(安藤玉恵さんの回)の中で。偶然出会った方に教えてもらったブータン料理店の店内で・・・。

それぞれ曲のアレンジや状況は全く違ったけれど、私にとっては今年始まってから途切れなく聴こえてくる応援歌のようで、なんだか嬉しい。 

先日、「やっほー!シネマ 〜対話編」の第三回目のゲストに来ていただいた方と、都内のとある場所(面白い空間だった)で収録してきた。何時間かの対話が終わったあと、しばらく何も考えられずに放心してしまったくらい、濃密な時間だった。いろいろなことを話していただき、感謝です。

何週間か前の打ち合わせの時、そのゲストの方の心に残る映画を二本選んでいただいた。そのうちの一本に小森はるか監督の作品があり、「新作をぜひ紹介したいのだが、残念ながら今のところ公開が決まっていなく、自主上映先を探している状況らしいです」とのことだった。でも、つい最近、なんと新作の上映が決まったらしく、「対話篇」の収録に間に合って、ご紹介することができた。なんとも嬉しい偶然だった。

映画『ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』。四月十二日よりフォーラム福島で先行上映、四月二十七日よりポレポレ東中野ほか全国で順次公開。 

ポッドキャスト「やっほー!シネマ 〜対話編」第三回目は、桜が満開になったころ、配信の予定です。お楽しみに。🌸


2024年1月2日火曜日

新年

今日は日本舞踊のお稽古場近くの神社で、奉納舞踊を踊らせていただきました。朝から寒い曇り空でしたが、踊っている途中で雲間から見えてきた太陽の光がきれいでした。

一つ一つ蒔いた種が芽吹き、豊かな実りへと繋がる一年になりますように。



「やっほー!シネマ 〜対話篇〜」の第二回目が公開されました。今回は、編集者・ライターの川口ミリさんが選ぶ「年末年始に観たい映画」のお話です。ミリさんが大切に観てきたある映画への思いが溢れる回になりました。

以下は音の目次(喋っている内容のおおまかな分数)です。

00:00  2024年の目標は決まってる? 

04:25  年末年始に観たい映画 「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ 

10:20  アントワーヌ少年に自分を重ねた大学時代 

16:11  シリーズものをまとめて観ることの面白さ 

23:00  別れゆく女性たちの強烈な捨て台詞 

32:48  デルフィーヌ・セイリグの話をしたい 

44:11  トリュフォーの「屈折した思いやり」 

48:13   朗読



(写真:大森めぐみさん)