2019年8月3日土曜日

八月になった

最近、平和について考えていた。
平和。……なんだかテーマが大きいし、漠然として難しい。
じゃあ逆に、私にとって“平和じゃない状態”ってどんなだろう?
そう考えてみると、とてもシンプルだった。ユーモアの欠如した状態。笑いが消えた世界。
心の底から笑うときが一番幸せだと感じる。

モンティー・パイソンのコントに「Philosophy Football(哲学者サッカー)」という作品がある。ドイツ対ギリシャのサッカーの試合なのだけど、選手は一度くらい名前は聞いたことのある有名な哲学者たち。ホイッスルの笛がなっても、誰一人ボールを蹴ろうとしない。レフリーの孔子からイエローカードをもらうニーチェ。ベンチで体を温めているマルクス……。
私は昔、この作品を見たとき腹の底から笑ったし、なんて知性のある大人たちなんだろうと思って憧れた。



今回の映画コラム「やっほー!シネマ」のテーマは、ずばり“平和”について。
「この2019年に30代を過ごす身だからこそ綴れる、“平和”のかたちがあるのではないか」と、編集担当のMさんから提案されて。
私はどんなことを考えているんだろう、と心の中を覗きながら書いてみたら、こんな文章と四コマ漫画が出来上がった。
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PINT SCOPE 「山田真歩のやっほー!シネマ」第9回