今回は、『緑はよみがえる』という映画のことを、日々感じていたことなども織り交ぜて書いてみました。「戦争とは休む事なく世界を歩きまわる醜い獣である」——これは映画の最後に引用されていた印象深い言葉。その“醜い獣”の身体は目に見えにくいけれど、よく耳を澄ませると“音”によって様々な姿で現れていると思った。
“音”がとても繊細で美しい作品なので、ぜひ良いスピーカーかヘッドホンで観てもらいたいです。
そして、今回も朗読つき。音楽はてんこまつりさん。朗読にあとから音楽をつけるのは、詩集にイラストを添えるくらい難しい作業な気がするのだけど(やったことがないので分からないけど)、彼女は「声を聞いていたら自然に音が生まれてきました」と言ってくれた。
目で読んでも、耳で聞いても、それぞれに楽しんでもらえたら嬉しいです。どこかにいるあなたへ届きますように。
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(※ポッドキャスト版では、朗読の最後に担当編集者の川口ミリさんからの一言コメントも聞けます。)