2025年3月24日月曜日

🌷お知らせです🌷


🌷その1

NHKラジオ「FMシアター」に声の出演をします。

『オアシス』 

~ふらっと立ち寄ったそこが、わたしにとってのオアシスになった~ 

香川県の海沿いに実際にあるドライブイン「オアシス」を舞台に、そこで偶然出会った人たちのお話です。私は、香川弁を喋っています(友人から、香川弁を喋るといい女に聞こえるねと言われました)。ぜひ聴いてください〜。 

放送:4月26日(土)  午後10時~午後10時50分(全1回) 

番組ページはこちら。 


🌷その2

日本とトルコの国交樹立100年を記念して作られた映画『Ondan Sonra(オンダンソンラ)』が、以下の映画館で上映していただけるとのこと。ありがとうございます‼️  感謝です。

ヒューマントラストシネマ渋谷: 5月30日から1週間上映 

アップリンク京都: 5月30日から1週間上映 

この作品に出てくる魅力的な登場人物の多くは、実際に富山県・砺波(となみ)市にお住まいの方たちです。はじめて映画作りに関わる方たち、はじめて長編映画に挑まれた山本大策監督をはじめ、いろんな方たちの熱い“はじめて”が詰まった作品です。私は、夢に向かってはじめて働く決意をする専業主婦・未知子さんを演じさせていただきました。 

映画のパンフレットには、制作の裏舞台で尽力してくれた方たちの熱い想いと日々がぎゅっと詰まっています。ぜひ、手に取って読んでいただけたら嬉しいです。 

撮影で砺波市に訪れた時は、町の至るところにチューリップが咲いていました。今年も4/22(火)~5/5(月)に「チューリップ・フェア」が開催されるそう。チューリップの多様さと美しさは圧巻でした。 

🌷 🌷 🌷

↓ 今朝、友人が「お庭に咲いたよ〜」と送ってきてくれた原種に近いチューリップ。背が低くて可愛い……。


2025年2月28日金曜日

『沈むフランシス』

松家仁之さんの長編小説『沈むフランシス』の文庫版に、「解説」を書かせていただきました。

小説の「解説」を頼まれたのは初めてのことだったので、「私にできるだろうか?」と不安と畏れ多い気持ちでいっぱいになりました。でも、『沈むフランシス』を読み終えた時、まるで見えないところからスッと光のバトンを渡されたような暖かい気持ちになりました。

松家さんの他の小説も読んでいきましたが、どの作品も読み終わる度に、いつも見えていた風景が違って見えるのが不思議でした。

それは周囲が変わったのではなくて、今まで気づいていなかったものが見えてきて、これまで知らなかった物事の捉え方を知ることができたからなんだと、しばらくして気づきました。

一人でも多くの方に、この物語が静かに広がっていくことを祈ってます。

新潮社のWEB雑誌「yomyom」にて、小説『沈むフランシス』の「解説にかえて」の文章の一部と、私の朗読が公開されました。

音楽は、「やっほー!シネマ」の連載でいつも素敵な音を添えてくれた、てんこまつりさんがつけてくれました。私が言葉にしきれず、もどかしかった”何か”を、音として空間に響かせてくれた気がします。感謝です。

彼女は『沈むフランシス』を読んだあと、こんな感想を送ってきてくれました。

「星々は美しく調和し、宇宙を奏でていた」という私の好きな言葉があります。古代ギリシアのムジカムンダーナ(宇宙の音楽)というものについての言葉なのですが、それは最も崇高な音楽であり、楽器で奏でる音楽はあくまでその音楽を体現したものであるとされていました。 

小説を読んでいる間は、耳に聴こえてくる音ではない音にずっと耳を傾けているようでした。音をつけるとしたら、小説の中に聴こえてきた“音”と、真歩さんが役者の道を歩いてきた旅路の“音”なのかなと思います。よく耳を澄ませて、その音を探ってみたいと思いました。

🌟

少し長いですが、ゆっくり聴いていただけたら嬉しいです。