1.「午後の光」
夕方、部屋のあかりをつけないまま、本を読んでいた。
太陽が西に沈むにつれて部屋の明るさも移動していくので、私もそれにあわせて窓の方へちょっとずつ移動しながら読書をつづけた。とうとう日が沈み、部屋は暗くなったので本をぱたんと閉じた。「日が沈むまで読書をする」ってシンプルでいいなと思った。
2.文字を写す
暇なときに文字を書き写すというくせ(趣味かな)がある。きっかけは、たぶん夏目漱石の『虞美人草』だった。何度読み進めても5ページ目くらいで内容がチンプンカンプンになってしまうので、一文字ずつ書き写してみようと思ったのだ。読み通すのに3ヶ月くらいかかったけれど、今度は面白く最後まで読めた。
最近は「良寛字典」を写している。良寛さんの書いた字がひらがなから漢字までいろいろ載っている。肩の力が抜けていて軽やかで、書いているとなんだかウキウキしてくる。こんな字のようになりたい。
最近は「良寛字典」を写している。良寛さんの書いた字がひらがなから漢字までいろいろ載っている。肩の力が抜けていて軽やかで、書いているとなんだかウキウキしてくる。こんな字のようになりたい。
3.落ち葉をひろう
このあいだ、新宿にお芝居を観に行って、そのあと新宿御苑を散歩した。
昔からこの季節が好きだ。ふかふかの落ち葉の上を歩いていると無条件にテンションが上がる。色とりどりの一面の落ち葉。とてもいい舞台。このような空間を舞台にできないものだろうか。
みんなきれいきれいと言って写真をとったり、自分の好きな色と形の落ち葉をひろって帰っていた。明日には茶色くなってしまうだろうけど。
みんなきれいきれいと言って写真をとったり、自分の好きな色と形の落ち葉をひろって帰っていた。明日には茶色くなってしまうだろうけど。