2012年5月14日月曜日

五月メモ

ここ5日間、鼻水が止まらない。こんなにティッシュペーパーを消費したのはいつぶりだろう。活きのいいウイルスのせいか、はたまた芝居の稽古の疲労とストレスで免疫力が落ちているせいか。こんなことではいけないね。タフになりたいよ。心から求む、「タフ」。どこかに売ってないだろうか? 新商品「タフ」。

「レンタネコ」の公開が始まった。猫をレンタルすることを通して、心の穴を埋めていく人たちの話。初夏にぴったりの爽やかな映画。ラムネを飲みながら鑑賞することをオススメします。ただ、私が今一番レンタルしたいものは猫ではない。それは「明るくて健康的な主婦」だ。彼女のおかげでシャツはいつもシワひとつなく、お弁当は健康を配慮されていて、布団に入ると暖かいお日さまの匂いがするんだ。そんな夢のような「レンタ主婦」。

猫といえば、山田家(私の生まれた家)では昔、猫を飼っていた。「モモちゃん」という名のそれはそれは勇敢なメス猫だった。彼女は周囲が驚くほど“タフ”だった。とにかく恐れというものを知らなかった。いつも野良猫とケンカしては美人を台無しにして帰ってきたし、飼い主の私の手を血がにじむまで噛み付いて離さなかった。いま思えば、それが彼女の愛情表現だったのかもしれない。そんなモモちゃんを、今、心から尊敬する。
モモちゃんの他にも、我が家にはさまざまな生き物がいた。ウサギ、カメ、メダカ、アゲハチョウの幼虫、ハムスター・・・。私が夏休みの宿題と格闘しているときに、ウサギは黙々とたんぽぽの葉っぱを食べ続けていたし、私がピアノの練習が嫌でしくしく泣いているときに、ハムスターは暖かなわらの中で冬眠 をしていたっけ。みんなマイペースだったなあ。
ウサギを抱く私と兄の図。 ↓

さて、今日も稽古だ。
登らなくてはいけない山は高く険しい。モモちゃん、力を貸してください。

おまけ。↓
雑誌「ピクトアップ」に載せていただいた四コマ漫画。(注:「猫殿」と似ていますが、違います。)