昨日は節分だった。
ひょっこりひょうたん島の舞台は九州までぐるりと旅をして、また東京に戻ってきた。
昨日は「福はうち〜!」とい言いながらみんなで豆を投げた。
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朝、布団の中で山尾三省さんという詩人の本を読んだ。とてもよかった。
「全身微笑」
全身微笑という 特別な人格を
ぼくが体現できたわけではないが
まずはその言葉が 突然にやってきて
それは
足の先から 頭のてっぺんまでの
何億兆ともいう細胞たちのひとつひとつが
それぞれに微笑み
その結果として
このしかつめらしいぼくという人格も おのずから
ひとつの全身微笑に 成就し
まるで小原理恵さんの描く お地蔵さんのように
ほっこりと微笑している
という 本格的な願い つまり
全身微笑地蔵菩薩への 心からの発心が
今ここに 樹ちました
ぼくの全身の細胞たちよ だから これからは
さあ 咲(わら)って咲って 咲って咲って
(『祈り』より/野草社)